.◆ アライアンス2002からの提案 | |||
特定非営利活動法人(NPO法人)アライアンス2002は去る12月6日(金)、パネラーにアルビレックス新潟田村貢氏、ゴールラサポーター浅妻信氏、毎日新聞社記者作田総輝氏を迎え、年末サッカーサロン〜2002シーズンからのスタート〜(以下「年末サッカーサロン」と言う)を開催しました。 年末サッカーサロンでの議論を基に、我がホームタウン新潟にサッカー文化が定着し、サッカーを始めとするスポーツが生活の一部となり、心豊かな生活を送るためには私たちは2003年以降何をするべきかアライアンス2002は提案します。 | |||
.◆ 【提案の背景】 | |||
2002FIFAワールドカップの新潟開催やアルビレックス新潟の活躍によりサッカーに対する興味は、10年前の平成4年8月にワールドカップ新潟県招致委員会が設立された頃に比べ飛躍的に伸び、2001年J2シーズン開幕当時に比較しても劇的な変化がもたらされています。 それは、2002年の観客動員数やアウェイゲームにおける新潟から応援に駆けつけるサポーターの数が如実に示しており、サッカーが生活の一部になっているフリークの数は確実に増えています。 しかし、急激に拡大した人気というのはややもすれば1つのブームとなりやすく、熱が冷めるのも早く、にわかファンが去ってしまった後にはお客さんがまばらなスタジアム、子供たちがサッカーに興ずる姿が少ないという町になってしまう恐れがあります。 新潟の今のサッカー熱というのはコンフェデレーションズカップ、新潟スタジアムのオープン、そしてワールドカップ開催というビッグイベントがあり、マスコミがサッカー記事を取り上げることにより人々の興味がサッカーに向けられた面が強く、市民や行政がホームタウンを盛り上げていこうという目標に乏しいのではないでしょうか。 ようやく芽生えて成長し始めたサッカー熱を消さないためにも、今こそしっかりした土台を作り、明確なビジョンを各方面の方々が共有することが必要だと考えます。 新潟にサッカー文化を定着させたいと願っているのはアライアンス2002だけでなく、サッカーを愛する全ての人が抱いている夢だからです。 サッカー文化が定着することで、大きな波紋となって広がりを見せ、サッカーばかりでなくスポーツが盛んな町となるはずです。 |
|||
【サッカー文化とは】 | |||
さて、サッカー文化を定着させると言っても、そもそもサッカー文化というのはどういうものなのでしょうか。 我々が考えるサッカー文化とは"楽しむ"と"支える"という2本の柱によって構成され、それぞれの柱が市民生活の中に溶け込んでいる、サッカーが市民にとって不可欠なものになっていることだと思います。 "楽しむ"というのは、蹴る、見る、語るから成り、"支える"というのはボランティア活動や育成だと思います。 想像してみてくださいこんな町を。老若男女を問わず、いつでもサッカーをすることが出来る施設があり、週末になったらホームチームを応援に行く様々な人々でスタジアムは賑わい、近くにあるサッカー場では子供たちが練習している姿を見守る人々が思い思いに時間を過ごしている。ホームスタジアムで試合が無い日はホームチームの次の試合や選手のコンディションについて話をする人や将棋を楽しんでいる人でクラブハウスは埋め尽くされている。 |
|||
【実現に向けての提案】 | |||
アライアンス2002はサッカー文化の育成のために今まで自由参加型サッカー「もくはち」、サッカーボランティア支援組織「SPIRIT
OF NIIGATA」、情報発信「新潟サッカー情報」、討論会「サロンin新潟」等のメニューを提供してきました。ワールドカップという巨大広告塔が去った今、私たちは本気になってホームタウンを盛り上げる手段を考えなければなりません。 上記のようなサッカーが生活の一部になる光景が近い将来、現実になるために、ホームタウンやホームチームが今後やらなければならないことをまとめてみました。
|
|||
平成14年12月吉日 NPO法人アライアンス2002 理事長 金子 法泰 |
|||
<<戻る |
|||
>>年末サッカーサロン詳細へ | |||
▲ページの先頭へ |